
【実施報告2】子ども支援者向け勉強会を開催しました|セーブ・ザ・チルドレン(2025年4月3日)

チーフディレクター 栁澤 靖明
次に、学用品費などの「隠れ教育費」について研究している栁澤氏は、子どもの貧困問題を解決するために国や自治体が取り組むべきこととして、「小中高校生活にかかる費用をすべて無料にすること」を選ぶ割合が最も高かったことに触れ、年々子どもの学習にかかる費用が増加していることを指摘し、学校現場で教職員が子どもの権利の視点から、本当にそれが子どもにとって必要な費用なのかを考えることが必要ではないかと述べました。また、経済的に困難な状況にある子どもから、「校則はみんな同じで髪型とか決まりがある。そんなに髪切りにいけない家はどうしたらいい?そういうのも貧困なはずなのに当たり前のように校則違反になっても困る」といった声が寄せられていることにも触れ、「学校は散髪代を補助することはできないが、校則を見直すことはできる、そうした具体的なところに教育現場ではアプローチできる」と述べました。
引用元:【実施報告2】子ども支援者向け勉強会を開催しました|セーブ・ザ・チルドレン(2025年4月3日)

サイト管理人
「教育費を無償化する」という部分だけに注目してしまうと、本来あるべき「教育の在り方」に、かえってゆがみが生まれてしまうこともあるのかもしれない…と、ハッとさせられました。
何が本当に必要な費用なのか。すでに時代とズレてしまっている仕組みはないのか。
そして、無償化の前にできる貧困対策が、実はたくさんあるのではないか。
そんな視点に改めて気づかされました。
私自身も学校現場で働く事務職員として、教育現場ならではのアプローチもう一度見つめ直しながら、自分にできることは何かをしっかり考えていきたい——そんな思いを強く持つきっかけになりました。
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